食堂の蛍光灯シーリングライトが故障しました

2020年5月15日の夜,夕食のため食堂の蛍光灯シーリングライトのスイッチをONにしましたが,点灯しませんでした。どうやら本体の寿命のようです。

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うちの食堂ではこんなシーリングライトを使用しています。

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カバーを外したところです。スイッチをONにしても「チッ」という音がするだけ(これは多分リレーの音で,購入当時から鳴っていました)で,蛍光灯が全く光りません。なお常夜灯の電球は使わないため外してあります。

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丸善電機製のLRT-09004Kという照明器具です。買ったのは相当昔です。

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蛍光灯の寿命かもしれないので,とりあえず他の部屋で使っている同じ型の蛍光灯に取り替えてみることにしました。まずこれが取り外した蛍光灯(TOSHIBA ネオスリムZ FHC27EL-ZとFHC34EL-Z)です。購入時は昼光色の蛍光灯が付いていたと思いますが,食堂には合わないということですぐにこの電球色の蛍光灯に取り替えた記憶があります。それ以降は多分一度も交換していません。口金のプラスチックが劣化していたので外す時に少し欠けました(ぇ

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そして他の部屋の蛍光灯(NEC ホタルックスリム FHC27ED-SHGとFHC34ED-SHG)を取り付けました。

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しかし替えてみても同じで,蛍光灯は点灯しませんでした。本体側の寿命のようです。

さて,このままだと食堂で食事ができないのでどうしようかと考えたのですが,家に今使っていない(兄姉が独立したため空いている)個室があるので,そこの照明器具を一時的に食堂に移すことにしました。

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移動する照明器具はドウシシャ製のLEDシーリングライト WY-TH06Dです。

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食堂に移し,無事点灯しました。とりあえず15日の夜はこれで食事しましたが,やはり昼光色なのであまり食堂には合いません。また,このままだと今後うちの兄姉が帰省してきたときに照明器具のない部屋で過ごすことになってしまうので,食堂用の新しい照明器具を購入することにしました。そのことについてはまたこの日記で書く予定です。追記:新しいLEDシーリングライトが届いたので取り付けました。詳細は食堂に新しいLEDシーリングライトを取り付けましたをご覧ください。

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寿命になった照明器具の内部を見てみることにしました。写真の青い丸印の3つのネジを外すとカバーが外れます。

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カバーが外れました。大きな基板と小さな基板が見えます。

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コンデンサが膨張しているのではないかと思ったのですが,予想に反してどの部品も特に異常は見られません。

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小さな基板にはリレーやブザーなどが実装されています。右にある抵抗の発熱が大きかったのか基板が黒く焼けていますが,今回の故障の原因ではなさそうです。

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小さな基板の左側にはリモコン受信部とチャンネルやブザーの切り替えスイッチが一体になったものが接続されています。

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ちなみにリモコンはこれです。三角形のボタンを押すたびに全灯→減光→常夜灯→消灯の順に切り替わるというシンプルなものです。

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大きな基板の左側です。「021130」という印字があるので,2002年11月30日製造かもしれません。そうだとすると17年くらいは使えたということになります。

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大きな基板の右側です。上にあるMOSFETが金属板に固定されているのは放熱のためだと思われます。

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1次側の大きな電解コンデンサは日本ケミコン製のKMXで,耐圧400V・容量47μF・105℃品です。その他の小さな電解コンデンサは全てニチコン製の105℃品でした。

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小さな基板を取り外し,裏返してみました。これを見て故障の原因が判明しました。

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写真の黄色い丸印の部分に半田クラックが発生しています。長年の使用で半田が割れたことにより導通しなくなってしまったようです。この部分はリレーと大きな基板を接続する役割があります。リレーは動作していたので,「リレーには通電していたがそこから大きな基板への導通ができず点灯回路が動作しなかった」と考えられます。

この部分を半田付けし直せばまた点灯するようになると思いますが,半田ごてを持っていないことや,仮に直したところでコンデンサなどの部品の寿命が近いうちにやってきそうなので,やはり照明器具ごと交換することにします。

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大きな基板も同様に取り外して裏面を確認しましたが,こちらは半田クラックなどは見られませんでした。