今回の自作PCの組み立てに使用するパーツの紹介です。なお,ディスプレイやマウス・キーボードなど,PC本体と直接関係のないパーツの紹介はここでは省略しています。それらも含めた全パーツの構成についてはPCの構成をご覧ください。
①ケース
製造会社 | Cooler Master |
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型番 | CM 690 Ⅱ Plus rev2 |
購入当時の価格 | 10,941円(旧メインPCからの流用) |
「ATX」というマザーボードの大きさの規格に対応したミドルタワー型のPCケースです。
2012年8月に組んだ旧メインPC(1代目)から今回のメインPC(4代目)にかけてずっと使い続けている,個人的にも気に入っているケースです。
②電源
製造会社 | Antec |
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型番 | NeoECO Gold NE550G |
購入当時の価格 | 8,856円 |
80PLUS GOLD認証を取得している,容量550WのATX電源です。
プラグインタイプのケーブルを採用しているほか,7年保証が付いています。「Antec」の表記ですが実際はSeasonicのOEMのようです。
③マザーボード
製造会社 | ASUS |
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型番 | TUF GAMING B550-PLUS |
購入当時の価格 | 15,876円 |
「ATX」という規格の大きさのマザーボードです。2021年2月現在AMD製で最新の「Zen3」(Vermeer)と呼ばれるアーキテクチャに対応しています。CPUソケットは「Socket AM4」で,チップセットは「B550」です。
なお,「X570」や「B550」のチップセットを搭載したマザーボードはZen3が発表される前から製造されているため,初期に出荷されたX570/B550マザーボードはZen3に対応していないことがあります。その場合はマザーボードのBIOSをアップデートする必要があります。
④CPU
製造会社 | AMD |
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型番 | Ryzen 5 5600X |
購入当時の価格 | 40,174円 |
2021年2月現在AMD製で最新の「Zen3」(Vermeer)と呼ばれるアーキテクチャのCPUです。6コア12スレッドで定格クロックは3.7GHz,ブーストクロックは4.6GHzです。
世界的な半導体不足などの影響もあってAMDのZen3シリーズは品薄の状態が続き,入手できるかどうか怪しかったのですが,運よくNewegg(海外の通販サイト)にて在庫ありのタイミングに巡り合えたので急遽注文し,無事入手できました。
⑤CPUクーラー
製造会社 | 不明 |
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型番 | Wraith Spire |
購入当時の価格 | - (旧メインPCからの流用) |
旧メインPC(3代目)のCPU(Ryzen 7 1700)に付属していたリテールクーラーです。
実は上で紹介したRyzen 5 5600Xにもクーラー(Wraith Stealth)が付属しているのですが,Wraith Stealthは冷却性能があまり高くないので,今回はそれより冷却性能が若干高い1700の付属クーラー(Wraith Spire)を使用することにしました。
⑥メモリ
製造会社 | Crucial |
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型番 | CT2K16G4DFD832A |
購入当時の価格 | 14,274円 |
チップ規格「DDR4-3200」に対応した16GB×2のメモリです。
DDR4-3200対応メモリには「オーバークロックでDDR4-3200に対応」のタイプと「ネイティブ(オーバークロックなし)でDDR4-3200に対応」のタイプがありますが,今回のメモリは後者のタイプです。
⑦グラフィックボード
製造会社 | 玄人志向 |
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型番 | GF-GTX1660Ti-E6GB/DF |
購入当時の価格 | 34,530円(旧メインPCからの流用) |
NVIDIA製のGPU「GeForce GTX 1660 Ti」を搭載したグラフィックボードです。
2019年5月に購入し,旧メインPC(3代目)で使用していたものを今回は流用します。
⑧SSD
製造会社 | PLEXTOR |
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型番 | PX-512M9PGN+ |
購入当時の価格 | 8,980円 |
NVMe(M.2)という規格に対応した容量512GBのSSDです。
NVMeでは,従来のSATAよりさらに高速なデータ転送が行えます。サイズも小型で,SATAのようなケーブルの接続は不要なので,ケース内の配線をすっきりさせることができます。
⑨HDD
製造会社 | Western Digital |
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型番 | WD10JPVX |
購入当時の価格 | - (SSD化したノートPCからの転用) |
SATA接続の容量1TBのHDDです。2018年3月にNECのノートPC(NS350/CAW)をSSDに換装したことで元のHDDが余っていたので,今回はそれをデータ用HDDとして転用することにしました。
デスクトップPCのHDDは通常3.5インチですが,今回はノートPCのHDDを転用した関係で2.5インチとなっています。
⑩ケースファン
A | B | C | D | E | |
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製造会社 | Cooler Master | Cooler Master | ENERMAX | XINRUILIAN | ENERMAX |
型番 | 不明 | 不明 | UCTA12N-BL | RDL8015S | 不明 |
購入当時の価格 | - (ケース付属) | - (ケース付属) | 1,345円(旧メインPCからの流用) | 800円(旧メインPCからの流用) | - (旧メインPCのCPUクーラー付属) |
A:ケースに付属していた14cmファンです。青色のLEDが付いており,電源を入れると青色に発光します。今回はケースの前面で吸気として使用します。
B:ケースに付属していた12cmファンです。今回はケースの背面で排気として使用します。本来このファンはケースに2個付属していたのですが,そのうちの1個の回転がかなり弱くなり,時々異音がするようになってしまったので残りの1個を使用します。
C:旧メインPC(1~3代目)で使用していた12cmファンです。青色のLEDが付いており,電源を入れると青色に発光します。今回はケースの上面で排気として使用します。
D:旧メインPC(1~3代目)で使用していた8cmファンです。今回はケースの右側面で吸気として使用します。
E:旧メインPC(2代目)のCPUクーラー(ENERMAX ETS-T40-VD)に付属していた12cmファンです。赤色と青色のLEDが付いており,電源を入れると赤紫色に発光します。今回はケースの左側面で吸気として使用します。
⑪OS
製造会社 | Microsoft |
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型番 | Windows 10 Pro 64bit パッケージ版 |
購入当時の価格 | 20,430円(旧メインPCからの流用) |
このページのトップの写真には写っていませんが,Windows 10 Proのパッケージ版です。
今回は旧メインPC(3代目)で使用していたライセンスを移行する形でライセンス認証を行うので,新規購入はしていません。
合計金額(①+②+③+④+⑥+⑦+⑧+⑪):154,061円
合計金額はあくまで目安ですが,今回の自作PCと同程度の性能のPCを組む場合,ディスプレイなども含めて大体15万円~20万円程度あれば組むことが可能であると思われます。